紳助が研究した法則はブログにも応用できる!「紳竜の研究」の感想

ブログを書き始めてもうすぐ1年が経ちます。

私は”八木仁平オフィシャルブログ”を見て、ブログを始めました。

https://www.koyashi-journal.com/thankyouyagisan

「ブロガ」ーという言葉は知っていたけど、八木さんはそこらへんにいるような今どきの若者に見えました。そんな青二才(に見えた)がブログを書いて生きている「プロブロガー」という職業に、私は衝撃を受けたのです。

そんな大先輩でもある八木氏がすすめていたDVDがこちら。

紳竜の研究

島田紳助(以下敬称略)が、漫才師として成功したプロセスをNSCの生徒に向けて講義しています。

このDVDを購入し、2回ぐらい見て、

「やっぱ紳助はすごいな〜 天才じゃなくて努力なんだね。私もガンバんなきゃ」

とお決まりのパターンでそのままにしていました。

月日は経ち、私は再びブログに向き合う日々が始まりました。

ネタを考えて、数時間かけて記事を書いてもその記事は読まれない。
他のサイトも含めて、60記事ほど書きました。でも読まれない。

寝る前に、ふと、このDVDで島田紳助が言っていたことを思い出しました。

島田紳助が漫才を研究する時に自分が面白いと思った漫才をすべて紙に書き出して研究していたことを。

今私に必要なのは、ブログを書くことじゃなくて、上手いブログを研究することじゃないだろうか?

このDVDは、ブログ運営の応用に役立つと思います。

数ヶ月ぶりに見て、ショックを受けた

数ヶ月ぶりに、DVDを見てショックを受けました。

「紳助が全部答え言ってたんじゃん」

DVDは2枚組。1枚はNSCの生徒に向けての講義で2枚目は紳竜の漫才が島田洋七の解説と共に収録されています。

Youtubeで見れるようです。

講義がアップされてるこのYoutubeでじゅうぶんなので見て欲しいです。

500回素振りをしても、ただの素振りだと腕が太くなるだけ

元阪神のバッター掛布との話で、素振りを例えにしていました。

「プロになったら毎日500本素振りをするのは当たり前。

でもただ500本素振りをしたら、腕が太くなるだけ。
ピッチャーが誰で、何球目で、どう投げてきたかを考えて一回バットを振る。

それを意識して500回振るやつがうまくなる。」

何を意識してブログを書いていますか?ただ書くだけで満足してませんか?

書くのは当たり前。大事なのはその一振り(記事)をどれだけ意識して書いたかなのだと気づかされました。

漫才をする前に、どんな漫才がウケるか研究した

何をしたら売れるのか?どうやったら世に出れるのか、まずはそれをコンビを組む前に徹底的に考えたそうです。
その上で、ふさわしい相方を選んだ。

漫才を音楽に例えていました。

自分たちがやるのはクラシックなのかどれなのか。
リズムは4ビートなのか8ビートなのか。まずはリズムを探す。

リズムが決まったら身体に染み付くまでそのリズムを刻み込む。漫才はそこから。

これをブログに置き換えると、最初に決めるのはブログの方向性だと思います。

お笑いもいろんなジャンルがありますが、ブログにもいろんなジャンルがあって、いろんな始め方があります。

雑記ブログか、特化ブログか。
有料にするか、無料で始めるか。
実名か匿名か。
毎日更新するか、週末にガツンと更新するか。

選択肢を知った上で、自分がどの方向に進むか決めておいた方がいいです。
始めてからでも遅くはないですが、どちらにせよ、いずれ方向性にぶち当たるときは来ます。

その時に全部やり直すのは手間なので、最初に方向性を決めておくことをおススメします。

自分の教科書をつくった

漫才には教科書はない、だから自分で教科書を作ったそうです。

面白い漫才を見つける。その「面白い」という部分は自分の感覚に近い。

だから自分が面白いと思った漫才をこっそり録音して、ただ聞くだけじゃなく、全部紙に書き出す

書き写したものから面白い漫才の「違い」を見つける。

自分の漫才とどう違うのか?面白い漫才同士ではどう違っているのか?
間の数、オチのパターンを数値化して分析したのだそうです。

自分たちに当てはめてウケる漫才を考えていく。

これを見て思いました。紳助は漫才師なのかなあと・・・。話術はあった。才能はあった。

才能がある紳助がしていたのが、タイトルの通り、「研究」だったのです。

法則を見つける

また、紳助がやっていたのは、法則を見つけることでした。

「XとYの分析」だそうです。

「自分たちが誰を笑わせるか、どの世代か、どういう漫才を作るかが一番最初に必要」
そう言っています。

じゃあどういう漫才を作るか?
その時に、公式を見つけること。
その公式が、XとYの分析。

Xは、自分になにができるかを見つけること
Yは、今までブームになった漫才を全部聞いて、世の中の流れを研究すること

XとYがわかったら、初めて「そこで自分に何ができるか」を悩む。

XとYがわからずどうしたらいいかと悩んでいる人が多い。
この公式を自分で作らないと世の中の流れが変わると潰れる。

たまたま売れてもそこに根拠はない。

と島田紳助は言います。

ブログも、偶然たくさん読まれる記事があると思います。
かといって頑張って書いても読まれないこともある。

なぜ読まれたのか、読まれなかったか。
読まれるにはどこを変えたらいいのか。

ブログも必要なのは「分析力」だと思います。

まとめ

「紳竜の研究」はブログをしている人は一度見ておいて欲しいです。

言ってることがわかる人はいいのですが、「紳助は努力家」の一言で終わらせた人は、ブログをもう3ヶ月やって見直すと、全然違うDVDになっていると思います。

普遍的に応用できるものです。島田紳助さん、やはりあなどれません。