こんにちは、かげこです。
備後ブロガー会に参加してきました。
月間500万PVの神サイト「ノマド的節約術」運営者である松本博樹さんに、トータル4時間半にわたってお話を伺ってきました。
ブログ、アフィリエイト運営にあれこれに悩んでいる方の参考に少しでもなればと思います!!
■目次
「ノマド的節約術」松本博樹さんとは?
「ノマド的節約術」は、節約術などお金関係のことを発信しているサイトです。
わかりやすく、かつ、松本さんの人柄がにじみでています。
お話を伺うと、ほわーっとした外見とは裏腹な、必殺仕事人な一面がみれました。
備後ブロガー会とは?
備後ブロガー会主催は福山在中のつぶあんさん@ttsubuanがされています。
ちなみに第1回はイケダハヤトさん。地味に(失礼!)すごいブロガー会です。
今回の日程と会場↓
11月26日(日)13〜15時
場所:福山駅前のコワーキングスペース Ha-Lappaにて行われました。参加者は7名。
【イベント風景】
松本さん的、時間術 編
隙き間時間は決して無駄にしない。
- 移動時間はすべて仕事に充てている。
→なるべく座れるように工夫する。座れない場合も、立ってスマホでアクセス解析とか見てる。
- なにもできない時も頭の方でブログのことを考えている。歩いている時や何もできない運転中は、思考を整理する時間にしている。
会社運営もしながらのいそがしい中、現在もほぼ1日1記事くらい自分で書いているそうです。
起きている間はずっと仕事をする。
時間がないので、他の人のサイトもほとんど見ないし、家にテレビもないんだってーーー!!!!
見る時間ないそうです。
夜は12時には就寝。大体8〜9時間くらいは寝ているそうです。寝ないと身体がもたないですよね。
「僕には仕事がノマド的しかないので」と謙虚におっしゃってましたが。
記事のネタ探し編
ネタ探しには困っていない。ネタがあり過ぎて書く時間がないことに困っているぐらいな松本さん。
300ほど書かれていないネタがあるのだとか。
松本さんが運営されているサイトはお金関係なので、お金が発生することは記事になるのは強みですが、具体的にどのようにネタを作っているのか教えていただきました。
何でも仕事に繋げる
- 日々の出来事を「自分の備忘録として書いている」こともあるそう。
「自分の行動範囲、生活範囲はすべて仕事にしている」
- 自分が分からなかったことは、記事にする。自分にとっての当たり前は、他の人にとっての当たり前ではない。当たり前のことに着眼することが大事。なのだそうです。
「生きていくために、自分をネタにしようと思った。」「本当にお金がなかったので、10円安く切符を買う方法とかを必死で考えていた」というのがサイトの原点なのかもです。
これでネタ探しに困ることはなくなった『キーワードツールドッドIO』
見せていただいたのですが、グッドキーワードより詳細な情報がでてました。
ただ、年間使用料が10万円!!プロ向けです。10万円以上の仕事はしてくれているそう。
他の人とネタがかぶりませんか?という質問に対しては、
『他の人とネタがかぶっていても気にしない。自分のブログにその記事があることが大事。』とのこと。
他の記事に繋げることができたり、あったら読者にとって役に立つものだったら、数千と同じ記事があっても書くようにしているのだそう。
記事の書き方編
キーワードのリサーチはしっかりする
さきほどにも紹介した、検索キーワードのボリュームを調べるツールもそうですが、キーワード選定、読み手側のニーズは、記事を書く前の、ネタが思い浮かんだ時点でキーワードを調べるそうです。
初期の頃は書きたいことをそのまま書いていたようですが。
なので、初期の頃と今とでは、記事が全く違うそうです。
読み手側になって記事を書く
- 自分が書きたいことを、読み手にとって必要な情報に変換して書く。
- 読み手側が読みやすいように記事を書く。(無駄にスクロールさせないとか細かな気配りも)
- 文章は短ければ短い方が良い。読者に無駄な時間を使わせない。
つねに、読み手側ファーストです。
記事の、構成、内容、配置、流れ、すべて意味があり、考えて書いている
当日アップした記事を、解説してくださいました。
「なぜ、この位置に広告があるのか。この広告の紹介文をここだけ替えている理由はなんなのか。この構成にした理由はなにか。」すべて考えて作られていました。
読み手側になるというのは、消費者心理を考えて書くことも含みます。
ユーザーの気持ちや行動を予測して、先回りして記事を書く。
「自分でもこんなに考えて書いていたとは・・」と説明しながら驚かれていました笑
長く読まれる記事を書く
- 一時的には数万PV稼げても、その商品がなくなったら終わってしまうようなものよりも、1日100PVでも良いから継続して読まれる記事を書く。
外注に依頼する時は、どんなライターさんを選んでいるか?
- 早く書ける人
- お金のことを書ける人
この2つを満たしている人を求めているのだそう。
「でも、なかなかいないんですよ〜。特にお金のことを書ける人は」
お金のことって、調べたら書けるんですけど、松本さんが求めているのは「実体験」をした人。
体験じゃない記事は、なんか薄っぺらくなるので、熱量のこもった記事にする為に「体験」は必須なのだそう。(あと、素直さも)
「実体験」。ブログ運営やこれからアフィリエイトをしようと考えている人の商材選びの参考にもなりますね。
ライターをしている人へのアドバイス
納得する記事を書く為に、6000字を10時間かけて書く参加者の悩み相談に対して、
「読み手と、クライアントさんが何を求めているかを考えて書くようにしていれば、今は時給600円でも、単価はそのうち高くなってくるはず」
それから、ブログやSNSをしている人は、クライアントさんにも絶対見てもらった方がよいとのことでした。FacebookやTwitterでもなんでも。
言葉にはその人が出るので、クライアントとしては知りたいそうです。
松本さんのお金編
いろんな話を聞けた中で具体的なお金の話などはあまり聞けませんでしたが、ちらほらと聞けたことがありました。
- 時給に換算して物事を考えている。
- 「グルメレポ」や「旅レポ」は書けるけど、アフィリエイトに繋がりにくいのであまり書いてない。
とおっしゃってました。戦略も必要。
そのかわり、コストに見合うものであれば、よりよいサイトを作るために、多少高くても取り入れているといった印象を受けました。
PDCAサイクルを早く回そう!松本さんの行動力編
「こうしとけば良かったとかありますか?」という質問に対して。
めちゃくちゃあります。上げればキリがないくらい。
全部一人でしていたので、他の人の力を借りていれば、もっと早く大きくなっていたかもしれません。
でもこれから始める人は、外注にお願いする費用なんてないだろうし、まずは全部自分でやってみることが大事。
とりあえず書いてみる、書けばいろいろわかってくる。
試そうと思えば、いくらでもいろんな事が試せるんだから、考える暇があったらいろいろやってみたらいい。
そこで気づいたことでPDCAをひたすら回し続ける。その繰り返し。
とのことでした。
感想
松本さんはPVの単位もだけど、発生益も何もかもが桁違い。
途中で、「この人は・・ちょっと次元が違いすぎるのでは・・」とひいてしまったのですが、
話をうかがうと、泥臭いことを、こつこつと、人の何倍もしているというのがわかりました。
最初の方はコワーキングスペースであるイベントとかもたくさん参加していて、初月のPVは1000ぐらいだったとか。それもほとんど自分だっただろうということをおっしゃってました。
そんな一歩目が、松本さんにもあったんだなあ。
ちょびっと勇気を持てる一面でした。
超多忙な中、4時間半もお付き合いいただき、惜しげもなく知識をシェアしていただきました。
松本さん、つぶあんさん、参加者のみなさん、本当にありがとうございました!